意地で今週も船に乗りました |
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2013年8月11〜12日 |
●入手ピック:国道156、159、160、359号 ●移動手段:バイク(CRM250AR)、フェリー(新日本海フェリー=フェリーあざれあ) ●方面:北陸 |
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お盆休みである。 しっかり8日確保できたけれど、しかし後半は鎖骨骨折により固定のため埋めた鉄板を抜くべく入院する。だから、まるっと8連休というわけにはいかない。北海道なんか遠征できたらよかったんだけどねぇ。 せっかく相棒と休みがかみ合っているんだから、以前から(といっても、割と直前なんだけどねww)1泊でもツーリングをしようって話にはなっていた。 で、連休初日の11日は、ってと残念ながら狙っていたキャンプ場が抑えられず。翌12日ならば空いている。ツーリングがスライドした関係で、11日はフリーとなった。 1日たりともじっとしていられない性分である。 乗船記録もまだ続いている。 しかも、今年の9月11日すなわち日曜は、1週間で唯一新日本海フェリーの新潟→敦賀便がある日である。 新日本海フェリーは、関西や名古屋から北海道に抜ける王道である。20時間ほどかかる航行時間ゆえに、船も大変豪華と聞く。 しかし、20時間ともなれば、それこそ8連休をフルに使うでもしないとつらい。 ところが、週に1往復だけ、秋田、新潟と寄港する便が敦賀まで足を延ばす。これなら乗船12時間ほどと、現実的。それが、新潟発が日曜なのだ。 さらに、長距離フェリーには繁忙期料金が設定されることが一般的で、11日からの週はまさしく当てはまっているのだが、関西目線で関西向きは少し遅らせているケースもあって、この日の新潟発は、通常料金なのだ。 ついでに個人的事情を話せば、相棒との12日からのツーリングは、北近畿方面。ふだんの週で敦賀に早朝0500に着いて、そこから仕事というのも不可能ではないが、福知山あたりで合流してツーリング、というほうがずっと気楽なのは間違いない。 もうね、船を司る神様が、乗りなさいっておっしゃっているとしか思えませんよね〜。 というわけで、夜も明ける前に自宅をスタート。高速道路を使わないと到底無理な行程だから、マシンはCRM250AR。予定よりも早めに目が覚めたので、できるだけ下道を使う。最近は東に抜ける際、亀岡から京都縦貫道を使うことも多いが、まだ目覚めぬ京都市内をR9〜R1で突っ切り、山科からは湖西道路〜R161で北を目指す。 ちなみに、滋賀県ってR161やR365などの、愛着湧きそうな国道があるのにギターピックに関してはお寒いようで、まだ発見に至っていない。 福井県に入り、交通量が増えてきて面倒くさくなったので福井ICからは北陸道を利用する。時間的には余裕なので、80km/hの定速走行で低燃費を目指す。金沢東ICで降り、津幡BP経由で島村楽器のあるイオンモールかほくには、専門店がオープンする前の0930に着いてしまった。開店と同時にR159とR359、それにティアドロップ型のR8を入手した。 続いて高岡を目指す。バイパスを経由すれば、さほど時間はかからなさそう。一か所、道路標識の不備により道を間違えてしまったが、それでも午前中にはイオンモール高岡の開進堂にてR156とR160を手に入れた。こちらにもR8はあった。 さぁ、新潟行くぞ。 せっかく足を伸ばすのだけれど、残念ながら新潟では国道ピック、発見できていないので、ただただフェリー乗り場を目指す。R8親不知〜子不知や糸魚川のあたりは断崖絶壁に張り付くような線形で、なかなか見ごたえがあるのだが、ちょっと時間がタイトだから北陸道をとばす。関越にシフトし、新潟中央ICには1500ごろ到着。たぶん大丈夫だろうが、一応オフィシャルでは出港1時間前に来いと言っているので、新潟では給油以外は何もせず、寄り道もせずに、1530過ぎに新潟港に到着した。 事前に手続きの上、QRコードをプリントアウトしておけば、新日本海フェリーは乗船手続き不要なのだが、敢えて半券がほしくてカウンターに並ぶ。結構にぎやかだぞ。阿波踊りをフェリーで見に行く、なんて団体客もいるみたい。 トラック・シャーシの入れ替えが済み、新潟下船組を処理し、2〜30台ほど乗用車を積んで、最後にバイクが20台ほど乗船。苫小牧、秋田からどれほど乗ってきたのかはわからないけれど、船内はすでにごった返していた。エントランスで2等寝台の指定を受け、船首側にあるベッドに荷物を解放。ベッドは、通路を挟んで垂直に、上下2段で4ブースごと、両サイドに並ぶ。各ベッドにコンセントがなかったのは、誤算だった。 出航は1630。途中寄港は比較的タイトに設定しているものだろう、私たちが乗船してすぐに動き始めた。レストランは1800〜らしい。先に一っ風呂浴びて、売店にて湯上りの一杯を頂く。さすが新日本海フェリー、北海道限定のサッポロ・クラシックが売っていたのよねぇ。あっちゅう間に開けてもまだまだレストラン開業まで時間があるから、船内をうろうろ。 さすがにでかい、200m/2万tは、ちょっと瀬戸内海ではいないね。船内もこれだけ大きくなると空間の使い方がゆったりしている。階段部分の吹き抜けは、シンプルな構成、共有スペースには天窓が並び、まだ明るい陽光が射す。ビデオルームやカフェラウンジ(営業はしていなかったかな?)、卓球台まで備えてある。デッキにはジャグジーも! レストランのほかにより格上のグリルもあり(さんふらわあきりしまにもあったようだが、営業していなかった)、さらには後部デッキでは(ホットプレートの)焼き肉も営業しているようだった。 何もしなかった新潟の街が遠ざかるのを、カモメとともに見送りながら、船内を一通り散策すると、そろそろレストランの営業だ。時期によってカフェテリア方式とバイキング方式とあるみたいだが、この日はカフェテリア。ビーフシチュー、サーモンの刺身などをチョイスし、キーんと冷えた生中で至福の時。乗客が多く、レストランも行列ができるほどで、さすがにこうだとカフェテリアでもメニューが豊富。なるほど、規模のなせる技だ。スタッフも大勢張り付いているが、活気があっていい。 サッポロ・クラシックも堪能し、ほろ酔い気分でベッドに戻る。前部の船室は、エンジンからも遠く、さらにこの時期日本海は、波も比較的穏やかなよう(船が大きいから?)。船内放送では、能登半島が見える時間なんかも伝えていたけれど、とりあえず朝まで快適に毛布にくるまっていましたとさ。 気づけば翌12日、もう敦賀湾に入っていた。タイムスケジュールより15分ほど早いらしい。車両甲板には、着岸前から降ろしてくれた。ランプの隙間から、着岸までの様子をじっくり観察し、新日本海フェリー初乗船を終えた。 相棒と待ち合わせの福知山までは、若狭基幹林道をひとっ走りし、舞鶴で護衛艦を眺めたりなどしながら、昼過ぎに到着、古代村キャンプ場にてバーベキューや花火など楽しみ、お盆の前半を終えた。 さあ、手術だ、入院だ。 |
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