国道ピックとのりもの

2013.07.14〜16中・南九州編


弾丸フェリーで文字通り弾丸ツアー
2013年7日14〜16日
●入手ピック:国道357225266269
●移動手段:CRM250、フェリー(フェリーさんふらわあ=さんふらわあきりしま)
●方面:中・南九州


 ギターピックを買いに行くことを大義名分に、フェリーさんふらわあの「弾丸フェリー」なるものを使ってみた。

 大阪と九州各方面を結ぶフェリーさんふらわあは、最安で往復1万円〜と激安、しかし現地0泊の「弾丸フェリー」という企画を用意している。強行ツアーは、ただただ船に乗りたい小生などにとっては堪らぬ企画である。大阪〜別府、神戸〜大分、大阪〜志布志が選べるのだが、志布志航路はちょっと斜に構えていた。だって、14〜15時間も船に乗っていなければならない。現地0泊では、少々せわしない。
 しかし、“本来の目的”であるギターピックを捜索するうち、どうも目的地は熊本と鹿児島になりそう。大分や別府から鹿児島はきついなぁ…。

 ということで、出航前日の7/13に志布志航路をネット予約。
 さすがに雑魚寝はきついので、ツーリストベッドにバイク1台で、往復15500円也。爆安に加えて、現地まで黙々と高速道路を走る疲労・飽和や、もちろん体だけでなくバイクの消耗の抑止、さらには夜寝て移動できるという効率などなど考えると、大変リーズナブルである。

 午後、若干ゴリラゲイ雨の気になる空模様を背後に、所要をいくつかこなしながらのんびり南港をめざす。
南港フェリーターミナルはいくつかにわかれていて、ニュートラム駅「南港フェリーターミナル」からさらに2〜3qほど海側に行った、志布志航路の出る南港かもめターミナルには、出航の40分ほど前に到着。これから乗り込む「さんふらわあきりしま」は、悠然と佇み、時々ランプから車両を飲み込んでいる。


 手早く乗船手続きを終わらせる。往復の15500円は、乗船時にまとめて支払う。処理上は往路復路それぞれで7750円ずつということのようだ。復路のチケットもあわせ受け取ると、ホンダ・CRM250ARできりしまの胎内に潜り込んだ。車両甲板は3層だろうか。エスカレーターを乗り継いで、エントランスへ。さんふらわあ号では、ここで部屋を割り当てられる。きりしまは、中央区画(共用スペース)と客室とが隔離された構造のようで、いったん廊下に出てから前方のベッドスペースにたどり着いた。

 ツーリストベッド、いわゆる2等寝台は、個室にはなっておらず、電車でいうところの開放寝台か。通路から櫛状に伸びた区画に1列×2段のベッドが備わる。サイズは他と似たり寄ったり、幅は決して余裕があるわけではないが、前後長は十分で、雑魚寝と違ってカーテンで最低限隔離される。また、各区画にはコンセント付きの照明があるのも、今時はありがたい。

 まだ出航前だけれど、暑さで汗ばんだから、早速展望浴場へ。シャワーブースは10ほど、それに窓際に湯船。サウナはなし。シャンプーの類も用意されている。汗をさっと流しても、まだ出航しない。展望風呂から眺めるのは港のごちゃごちゃした光景だが、風呂はさほど好きでもないのでそれでもいいか。ちなみに、男湯は鹿児島行きでは右舷側。もうちょっとのんびりしていたら、夕焼けは楽しめたのかも。
 出航までまだ間があるようなので、デッキにて夕涼み。昼間は暑かった…いや、ヒートアイランド現象ってことか、風が涼しい。目の前には宮崎カーフェリー、そして奥の南港フェリーターミナルには、オレンジフェリーと、それから名門大洋フェリーがちょうど出航し、ATCを背後に目の前をランデブーしていった。

 そしてほどなく、1700定刻にきりしまも離岸。波止場内をぐるっと旋回し、いざ出航。
 レストランは1730かららしいので、まだしばらく風に当たっていたが、空を稲光が走り、そしてざっと夕立が降り出した。これも、もしバイクで自走だったらゾッとする。

 レストランは、1500円のバイキング方式。サーモンの刺身や豚の角煮のほか、八宝菜、鶏唐揚など定番までメニューは豊富。あれもこれもと少量ずつお皿に盛る。
酒は別途。最近船でよく見る生ビールの自動サーバーが用意されている。生中は500円。
 窓際に陣取り、まだまだ明るい中、晩酌を始めた。

 しかし、三連休の中日(だから?)なのに、人が少ないなぁ。弾丸使うなら、ふつうは三連休の前よりで、今日帰ってくる連中とすれ違うってことかな?

 ビールは追加1lでおしまい。一人じゃあんまり進まないのよね。最後にうどんで締めて、さっさか床に就く。しかし、昼間大して動いていない上に、いつもより圧倒的に早い就寝時刻で、2300ごろには目が覚めてしまう。船のドコドコ感は、嫌いじゃない。さすが太平洋航路、おまけに台風の影響もあったのだろうか、結構大きく揺れるが、これも寝るにはあまり気にならない。
 けれど、明日への期待のせいで、以後、なかなか寝付けずウトウトしたまま朝を迎えた。

 朝食バイキングは600円だそうだ。コーヒーのおかわりができるんだろうことを考えると、悪くはなかったが、そもそも朝食を食べる習慣にないので、案内放送は毛布にくるまりながら聞き流す。着岸30分ほど前になって、身支度を整える。

 下船は、徒歩、トラック、乗用車・バイクの順番だそう。ロビーでしばらく待たされる。
 志布志から熊本へは、2本の高速道路が並行しているように走っており、無駄な作りだけでなく、よそ者を惑わせる。カウンターで尋ねたら、どちらも変わらないけど、自分なら…といったお勧めをいただいた。

 外には雑然と倉庫や港湾施設が並んでいるが、南港と違ってひなびた感じの中に、ゆるい空気が流れる。
あぁ、鹿児島だ。

 0840ごろ着岸したが、結局0900ごろの下船、そこからまさしく弾丸で、熊本の大谷楽器でR3とR57、宇城のイオンモール宇城にある島村楽器でR266、鹿児島の鹿児島中央駅ビル内島村楽器でR255とR269、と、それぞれ中5分ずつくらいで楽器屋を巡り、目当ての国道ピックは5点×5枚ゲット。

 1700の帰りの出航に合わせ、1600過ぎには志布志に戻ってきた。
 待ち構えるのは、朝私を見送ってくれた、まさしくきりしま。再び乗船手続きを終え、出航30分ほど前に乗り込む。スタッフもおそらくほとんど同じ(そりゃそうだ)。微妙に顔を覚えられているみたいで気恥ずかしい。帰りの便には、行きよりたくさんのバイクは載っていたが、同じように弾丸したなぁってのは1台だけっぽかった。

 やっぱり、強行なイメージが先行しているのかしら。

 帰りも出航前に風呂を浴び、出航直後から一杯。早々に撤収。

 行きと違って疲れているからか、比較的よく寝たが、あまりに早い就寝で3時ごろには目が覚めてしまう。せっかくだから、デッキに上がってみた。
 長距離フェリー、瀬戸内海航路はよく利用する。狭い海域で、無数の船が並走し、また、陸地も近くて景色が楽しめるのだが、太平洋航路はあまり期待していなかった。確かに、海洋にポツんはそうだが、星空がすんごいきれい。また、遠方にはかすかに街の明かりが見えて幻想的だ。






 大阪には0740に着岸。変な時間に起きたけど、すっかりリフレッシュで、気分爽快。

 弾丸フェリー、めちゃくちゃいいじゃないですか。