国道ピックとのりもの


2014.03.30〜31愛媛編


こりゃ、記録だぞ…w
2014年3月30〜31日
●入手ピック:国道33、56、196号
●移動手段:バイク(KDX125SR)、フェリー(オレンジフェリー=オレンジ8)
●方面:愛媛


 暖かくなってきましたねぇ。こうなると旅したい。でも、雨の日はいやだ。雨の日はいやだ。ぜったいいやだ。

 フラグ。

 愛媛は島村楽器エミフルMASAKI店に、国道11、33、56、196号と大量入荷があるという。で、行こうと決めて船の予約もした3/30は、大雨だった。でも、翌週に回すのもなんだし、なにより船のキャンセル料が発生するのもうっとおしいから、行くしかない。
 3時間睡眠後の0430起き、0500過ぎに出発。前回山口編でも、同じようなスケジュールだったが、あの時はずーっと山陽路で流れも悪いだろうし距離もあるから高速使えるCRM250ARで、そのまま横着で阪神間〜姫路まではバイパスを流したが、今回は距離もさほどでもないし船の出港時刻も遅いので、KDX125SRをチョイス。当然、阪神間も下道だが、時間が早いためにペースはいい。ただ、雨は結構激しく降っている。姫路で朝コーヒーにマクドに寄るころには、雨も小康状態で、このまま止んでくれれば…という願いむなしく、再スタートからは本降り。靴も早くもグジュグジュだ。姫路〜岡山間は、兵庫県内はR250が海岸沿いの気持ち良いワインディングで、大型車の往来が激しいR2よりも快走路が続くが、しかし姫路側のアクセスが悪かったり、何より雨ではコーナーは恐怖の連続である。時間優先でもあるし、今日は素直にR2。
 岡山入りしてからは、ブルーラインへ。この道、ほぼ自動車専用道路で、かつ原付でも走れるというありがたいルート。いっきに岡山市街を抜け、倉敷もパス。この先、広島県境までは、流れが悪いが、午前中には福山も抜け、しまなみのたもとの尾道にたどり着いた。このころには、雨もほぼ上がってきた。

 しまなみ海道は、本線はもちろん自動車専用道路だが、人口の多い島をつなぐ生活道路の役割もあって、人・自転車・原付用の通路も確保されている。


 巨大な構造物を、のぉんびり走るのは、なかなかいい経験である。

 ただし。

 めちゃくちゃ長い。総延長はたぶん80qくらいある。橋部はルート共用だが、島は生活道路を迂回する。これを、高速道路ののりでスパッととばせるなら飽きもないが、原付はいいかげんいやになる。自転車とたくさんすれ違ったが、ようやるわ。

 四国上陸はすっかり午後、そのままノンストップで海岸沿いを経、松山をパスしてエミフルMASAKIに到着は1400ごろであった。でかいショッピングセンターだ。出発前、念のため取り置きをお願いしていたのだが、R56は前日に売り切れになっていたそう。よかった。なお、ほかのR11、R33、R196はまだ在庫があったよ。

 さて、戻りのオレンジフェリーは東予港2230出港である。このまま松山付近をうろつくのも悪くはないが、せっかくなので山を越えて高知まで行ってみることにした。といっても、行って帰ってだけになりそうなんだけれど。R33を快走し、道の駅で定食をかっこんで、1700ごろに高知着。スーパーを何軒かまわってインスタントラーメンを物色したら、すかさずR194で瀬戸内に折り返す。2000過ぎに東予港に到着、結局15時間で約600qを、下道ばかりで走った。これはたぶん、記録である。平均時速は40km/h、たぶん休憩は積算しても1時間ほどだろう。よくやるよ。

 船はオレンジ8。オレンジフェリーの大阪南港〜東予港航路はオレンジ7とオレンジ8の2隻体制で、一応同型船らしいが、建造年次に数年の開きがあって、内装などはずいぶん印象が異なる。


 オレンジ7がポップな感じに対し、オレンジ8のほうは豪華な印象である。いずれにせよ、航行時間7〜8時間の中距離なのに、パブリックスペースを充実させたり、浴室にはサウナが備わるなど、実に心地よい船内空間が創出されている。しかも、到着すぐに乗船でき、ゆったりくつろげる。これで、朝起きたら南港って、素晴らしいじゃないですか。
 船内は、さすが春休み、乗客も多くにぎやかでいい。さっそく一杯いただき、最後は魚介系出汁のきいたラーメンで締め、ぐっすり眠って大阪へ戻ってきた。

 これがあるから、四国旅はときどき用がなくてもやりたくなるね。