主要諸元 |
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全長×全幅×全高(o):1845×680×1670 ホイールベース(o):1280 最低地上高(o):100 シート高(o):670 車両重量/乾燥重量(s):102/110 乗車定員(人):1 燃料消費率(q/L)60q/h定地走行テスト値:38.1 最小回転半径(m):2.0 エンジン形式:空冷・2サイクル・単気筒 総排気量(p3):89 内径×行程(o):48.0×49.6 圧縮比:6.2 最高出力(PS/rpm):8.2/6700 最大トルク(kgm/rpm):0.96/4000 キャブレター形式:PB11 始動方式:セルフ式(キック式併設) 点火装置形式:CDI式マグネット点火 潤滑方式:分離潤滑方式 潤滑油容量(L):1.2 燃料タンク容量(L):7.0 クラッチ形式: 変速機形式:無段変速式 キャスター(度)/トレール(o):27°00′/67 タイヤサイズ前/後:100/90-12 59J / 110/80-10 58J ブレーキ形式前/後:リーディングトレーリング/リーディングトレーリング 懸架方式前/後:テレスコピック式/ユニットスイング式 フレーム形式:アンダーボーン |
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ホンダ・DJ-1Lは手元にあったんだけど。 今度はホンダ・ジョーカーを約束で譲ることになってしまって。DJ-1Lでは普段使い+αはきつい。ましてやツーリングなどは行く気になれない(ジョーカーでは未だに結構あちこち行く)。 そこで、ちゃんとメットインもあって、普通に使える二種のスクーターをまたも探すことになる。 通勤という条件は、酷である。雨風寒さなどで弱音を吐くわけにはいかない。そこで、手を出したのが、キャビーナ90。 ホンダの曰く、量産車で初の屋根付きスクーターだそうな。デザインは、屋根付きという未踏の領域に踏み込みながらも全体を破綻なくまとめている。ちょっとホンダのセンスらしく、やぼったい気もするが。 リード系の駆動系を基本としており、100sを越える重量では90tでもやや力不足ではある。スタートダッシュは緩慢としたものだし、上り坂では苦しいと感じることもある。でも、速度が乗ってしまえば、流れについていくには何の問題もない。上屋が重い割には、しっかり低めの重心でまとめられたボディは、コーナリングではフワッと不思議な挙動で向きを変えていく。サスの躾は上々で、あの見てくれにして、意外にもコーナーが楽しかったりする。 何より使い勝手である。 屋根は、雨が降っても無関係…とまではいかない。走っていれば、どうしても横から巻き込むし、信号で止まれば出した足に傘はない。けれども、小雨なら十分我慢できるし、何より顔面にバシャバシャ水があたらないのは快適である。また、寒さにも効果絶大だ。いいのはいい。間違いなくいい。でも、結局カッパを着込むことになるんだったら、確かに一般受けはしないかもしれないね。あまり一般化しない理由もそのあたりか。 メットインは広大で、ケツの下にはA3サイズも収まる面積(ただし天地は薄め)が確保され、さらに後部にはフルフェイスがすっぽり収まる空間も備わる。ガソリンタンクもスクーターとしては巨大で、都市部でのアシとして考えた場合、一つの最適解だろう。 気まぐれで手放したが、しかし1台あってもいいマシンだなぁとは思い続けている。 |