国道ピックとのりもの

岡本製麺・「えらいやっちゃ」徳島らーめん



入手日時 2013.12.01
入手場所 酒のやまや川西店(川西市)
製造者 岡本製麺株式会社(板野町中久保字当部46)
購入価格 248円(2食)

 九州以外の棒ラーメンで初登場は、徳島。
 ご当地ラーメンは数あれど、ちょっと特徴に乏しいなぁと感じるケースが多いのも事実。特に出汁にこだわったという割には味にあまり個性が出きっていないとかね。あるいは、本当に地域でまとまっているのか、無理やり近年ご当地化したんじゃないか、とかね。
 博多ラーメンなんかは、間違いなく今でも独自に感じるけれども、一方あまりに有名になりすぎて、全国で“博多風”ラーメンが食べられるというありがたいようなありがたくないような話もある。

 そんな中で、徳島ラーメンはどこにも似ていない、具まで含めきわめてローカル色の強いラーメンである。麺は細麺、スープは豚ガラがベースだが、いわゆる豚骨とは一線を画し、醤油味の効いた甘辛仕立てである。よくあるチャーシューはふつう入らず、スープと合わせ甘辛く煮た肉が添えられるほか、生卵を落として食べる。当地では、ごはんと一緒に食べるのが前提で、サイズも小から選べるほか、値段も安めに設定されており、それが市内ラーメン店の多くで統一されている。

 岡本製麺は、徳島の企業である。パッケージングのあちこちに徳島弁がちりばめられ、ご当地感を強く推している。

 麺は束ねられ、スープは液体が1液、2食セットとなっている。九州系と似たような構成である。麺の長さや太さも同じようなもの。茹で時間は2〜3分とあった。

(牛筋、卵、ネギは別添)

 味も、液体スープゆえによく再現されていた。たまたまレトルトの牛筋煮込みを入手したのだが、肉系の具材は手早く調理…となるとらしさの演出にはネックになるかもしれない。もちろん、チャーシューでもおいしくいただけそうだが。