国道ピックとのりもの

藤原製麺・熊出没注意ラーメン



入手日時 2013.09.27
入手場所 アル・プラザつかしん(尼崎市)
製造者 藤原製麺株式会社(旭川市永山北2条7-7)
購入価格 178円

 藤原製麺の熊シリーズでも、こちらは円山動物園と違って、ちょっと怖い熊。ただし、裏面など読んでいると、恐らく中身は同じなのではないか、と思われる。
 醤油、味噌、塩があるようだ。

 構成も同様で、透明ビニールに包まれた麺と液体スープが同梱されている。

 調理法も同じであった。茹で汁にそのままスープを混ぜてよいタイプ。

(チャーシュー、メンマ、ネギは別添)

 味噌ラーメンのスープは、粉末では再現性が甘い。液体の場合、(いい意味での)味噌のとんがりがしっかり残っており、風味というか香味が、鼻腔一杯に広がる。これでこそ、味噌ラーメンを食っている、という感じである。特に、札幌ラーメン=味噌という図式が浸透しているだけあって、この藤原製麺のほか、菊水も、味噌ラーメンの味作りは凝っているように思う。そして、生麺と遜色つかぬ干し麺との組み合わせ、これは最強である。
 こちらは塩ラーメン。


(チャーシュー、茹で卵、メンマ、海苔、ネギは別添)

 塩ラーメンも、スープは液体である。あっさり味が細麺とよく合う。


 再三述べてきているが、北海道の干しラーメン系は、生麺(せいめん)が出てきてなお、うまさという点では圧倒的に秀でており、北海道の製麺文化はうらやましい。しかし、なぜかローカルにとどまっているのである。それを、北海道らしさを前面に押し出すことで、販路を拡大してきた藤原製麺の功績は、大きいと思う。ただ、一方でこの先も、いわゆるご当地モノ扱いされ続けるのは、もったいない。