寿がきや・みそ煮込みうどん
入手日時 |
2013.10.13 |
入手場所 |
アピタ鳴海店(名古屋市) |
製造者 |
寿がきや食品株式会社(豊明市沓掛町小所189) |
購入価格 |
128円 |
寿がきやは、(名古屋人にとっては)ラーメンのイメージが強いが、さすが名古屋を拠点としているだけある、ご当地ソウルフードの「みそ煮込みうどん」に関しても、積極的な商品展開を行っている。ここに挙げるノンフライの袋麺のほか、揚げた袋タイプ、カップ麺、チルドとマルチだ。
味噌煮込みうどんとは、愛知県で愛される赤みそをベースに出汁をしっかり効かせたスープで、麺のほか、野菜や鶏肉などをグツグツ煮込んだ郷土料理で、名古屋で有名なきしめんとはまた一線を画す。味噌煮込みきしめんも、あるっちゃあるが、なぜか名古屋人はきしめんはむしろ、和出汁に鰹節をたっぷりまぶして、標準的に食べることが多い。一方、この味噌煮込みうどんは、うどんといいつつ断面はやや平べったく、きしめんを髣髴させるが、こしの効き方などはいかにもうどんである。その点では麺自体が、関西標準的なうどんや讃岐うどんとも異なる。
ノンフライの麺は、その形状を再現しているゆえに一瞬どん兵衛などのインスタントうどんを連想してしまう。液体の味噌と粉末のだしが同梱されている。
「煮込み」と謳うだけあって、調理は、麺を4分茹でていったん戻した後、スープを加えてさらに2分煮込む。
(野菜、鶏肉は別添)
開けて見た瞬間は、ややもするとがっかりないかにもインスタント風だが、そこはちゃんとノンフライ麺である。うどん本来の、表面がつるつる、しこしこコシのある、生風味がしっかり再現されている。八丁味噌を使用したスープも、出汁がしっかり効いていてよく再現できている。このスープがしみ込んだ野菜が、これまたうまいんだ。
個人的に、特に冬季、味噌煮込みうどんを鍋料理的に食べることが多い。最近ではチルド麺が関西でも割と手に入るようになってきているが、チルドは保存が効かないというデメリットを持つ。
この寿がきや味噌煮込みうどんは、鍋料理的にも使えるな、と思った。