宮きしめん・きしめん
入手日時 |
2014.01.03 |
入手場所 |
アピタ鳴海店(名古屋市) |
製造者 |
宮商事株式会社(名古屋市熱田区沢上2-5-24) |
購入価格 |
198円 |
名古屋のご当地麺といえば、きしめん。
きしめんの老舗、宮きしめん(←熱田神宮由来)の袋麺タイプ、その名もずばり「きしめん」である。
パッと見はえらいコンパクトに感じられたが、それすなわち、十分すぎるほど乾燥している、ということのよう。茹で時間も12分と長め。麺は自然な感じに折れ曲がっている。スープは粉末。
(かき揚げ、卵、ネギは別添)
きしめんは、その平べったい形状から、一般にコシはうどんより弱いとされる。確かに、コシを売りにした讃岐うどんなどとは比較にならない。
だが、そこはきしめんの食感に大きくかかわっている。
ダメなきしめんは、どうせコシなんて関係ない、とふにゃふにゃで仕立ててしまう。すると、本当にただただ頼りないうどんで終わってしまう。しかし、いいきしめんは平べったさゆえの、うどんにも優る表面のツルツル感と、しかし芯に最後に残る、細くて繊細なコシが絶妙のハーモニーを生み出す。いいきしめんは、あえてうどんじゃなくてきしめんを選ぶ動機を十分に備えているもの。宮きしめんは、そのあたり、乾麺とはいえ、さすが見事な仕立てであった。