国道ピックとのりもの

寿がきや・和風とんこつラーメン



入手日時 2013.10.09
入手場所 阪急オアシス日生中央店(猪名川町)
製造者 寿がきや食品株式会社(豊明市沓掛町小所189)
購入価格 148円

 寿がきやはね、これはちょっと、知名度も販売エリアも広範囲だけれども、しかしそれでも名古屋感はいまだに強いから取り上げましょう。

 寿がきやといえば、290円で食べられるラーメン。安くて、しかも和風出汁で独自性を打ち出し、非常にコストパフォーマンスが高い。スーパーなどのフードコートに入っているのをよく見るが、ご当地名古屋しゅうへんでは、路上店もあったりする。
 外食だけではなく、製麺業としても手広く商売しているようで、カップラーメンなんかも最近はあちこちで見かけるが、さらに名古屋しゅうへんでは、チルド麺なんかも扱っているようだ。

 で、その店の味を再現したのが当アイテム。
 商品構成は、ノンフライの麺に液体スープ、それから「かくし味」と称する小袋のスパイスからなる。

 麺は、藤原製麺や菊水など北海道系よりも黄色みが強い気がする。
 茹で上げた感覚としては、北海道系のまるで生!というよりは、ややカップラーメンに見られる干し麺に近く、弾力が強い。

(チャーシュー、メンマ、ネギは別添)

 液体スープの再現性は高く、鰹の香りが口いっぱいに広がる。まさしく寿がきやである。寿がきや好きならば、納得だろう。魚介系ラーメンはあるっちゃあるが、寿がきやは一つのスタンダードだと思う。鰹が脇役ではなく前面に出てくるくせに、しかしラーメンを食べているのである。この感覚は不思議。絶妙なバランスの上に成り立っているんだろう。

 寿がきやのラーメンは、店舗で食べても290円と格安である。その点が、袋麺にとっては最大の脅威かもしれない。