国道ピックとのりもの

イトメン・チャンポンめん



入手日時 2013.10.07
入手場所 阪急オアシス日生中央店(猪名川町)
製造者 イトメン株式会社(たつの市揖西町小神841)
購入価格 88円

 これも又、西日本では当たり前に見るけれども、どうも東日本ではレアらしい。
 イトメンの「チャンポンめん」、チャンポンめんと銘打っているが、いわゆる長崎のチャンポン麺のようなこってりした味ではなく、あっさりに仕上げている。

 麺は、見た感じは油で揚げた典型的なインスタント麺だが、無塩製麺とのこと。粉末スープのほか、乾燥のエビとシイタケが同梱されており、これが単なるあっさり味ではなく、「イトメンのチャンポンめん」を個性付ている。あっさりのスープは、基本的に塩味で仕上げているが、エビ、シイタケを(調理方法通り)最初からいっしょに茹でることで、それらの出汁が麺に染み渡る。一方で、後から入れるとまた違った味になるそうだ。

(チャーシュー、ネギは別添、スープにも乾燥ねぎは若干含まれる)

 エビ、シイタケは、見た感じにそう目立つわけではないけれども、しかし確実に歯ごたえを余韻として残す。味に限らず食感まで、チャンポンめんをチャンポンめんたらしめている。

 もともとイトメンは、地場産業たるそうめん作りから徐々にインスタントラーメンへと軸足を移したらしい。
 菊水ラーメンの寒干し製法は、この地域のそうめん作りを参照したとのことだが、関西人的には懐かしいこのチャンポンめんもいいが、ぜひオリジナルの意地で、干しラーメンなんかにも挑戦してほしいところだ。